うつでなまぽ

うつ病でPTSDでアスペで生活保護受給中の生きものがいろいろ書きます。

読書「漫画とかもめっちゃ読むよ」

 むしろふつうの本より漫画をたくさん読んでる。甘々と稲妻とか、シュトヘルとか、ダンジョン飯とか、いろいろ。ジャンプ系もけっこう読んでいた。いまは読んでんのハイキューくらいかなあ。

 

 甘々と稲妻は、妻を喪った男性教師とその幼い娘と、両親が離婚して母子家庭になった高校生の女の子がメインになって進む話なんだけど、これがいいのだ。なんだろう。まず高校生の女の子、小鳥ちゃんは男性教師の犬塚先生にラブに近い好意を抱いてるんだけど、犬塚先生はそれを知らないし、だから応えない。小鳥ちゃんもアピールしない。好きでいることに罪悪感さえ抱いたりするけど、そこは友だちが、「好きだなって思ってるのは自由でしょ」っていって解放してくれる。なんというか社会人と高校生が恋愛に陥るというのがクソだと思っているから、この点はかなり高ポイント。

 つむぎちゃんがかわいい。ちょうどめいっこと同い年くらいで話が進んでいて。それだけにママを求めるつむぎちゃんはせつない。また、できることが増え、語彙が増えていくつむぎちゃんを見守るのが最高。

 そしてこれは料理初心者が料理を学んでいく漫画でもあるんだけど、食べる系漫画によくあるエロ顔がないのがいい。あれ気持ち悪いからきらいなんだよ。あは~んみたいな顔して飯食うような漫画。気持ち悪りいんだよ。嫌い。そういうのがないからいい。

 あと、感情描写がていねいなところ。いちばん好きなのは、小鳥ちゃんの離婚した両親が、小鳥ちゃんの進学のことで話し合っているうちにちょっと親密さが戻ってきて……というところで、ふつうの漫画だったらやったね! とか言っていいほうに持っていきがちだと思うんだけど、それをしなかったところ。小鳥ちゃんは離婚が成立するまでぎすぎすしてる両親のあいだで苦しんで、無理して料理をして指に大けがをして包丁がトラウマになってしまった……という経緯もあって、「わたしあんなに苦しかったのに、そんなふうに簡単に戻るの? そうなら、どうして……」って泣くんだよ。両親もそれに誠実に正直に、「近くにいるとどんどん相手のことがいやになって、自分のこともいやになっていった、いまの距離はちょうどよくて……」とこたえる。結局再婚までは至らず。となるところ。なんか、キャラが生きてるってこういうことを言うんだなあ~~~~と思う。

 

 シュトヘルはもう完結したやつ、全十四巻。舞台は古代中国……? モンゴルがめっちゃ強い時期。主人公はたぶんシュトヘル。赤い髪をした、とくに強いでもない、すずめ(ウィソ)と呼ばれる大夏の女兵士。モンゴル帝国に従属するツォグ族のハラバルという男に攻められた街から抜けて首都へ向かう仲間たちのために命を捨てて敵を食い止めようとするが、仲間たちの向かったさきにいたのは大軍。罠だった。街に残ったウィソは思いと裏腹に街の中で気絶して生き延び、仲間たちが出て行ったはずの門の外で壁に磔にされた仲間たちの遺体を見つける。弩で穿たれた矢はとてもウィソには抜けず、弔うこともできない。ただ襲い来る狼を退けるだけがウィソのできることだった。こんどこそ最後までそばにいると誓って、ウィソはそこにとどまり続けるうち、獣のような強さを手に入れていく。やがて巨大な狼におまえの仇はべつにいると諭されたウィソは、モンゴル兵を襲うようになり、シュトヘル(悪霊)と呼ばれるようになっていく。

 もうひとりの主人公は、ユルール。ツォグ族頭領の次男で、兄は前述のハラバル。戦いよりも馬頭琴のような楽器を弾くこと、また、大夏から嫁いできたハラバルの母(玉花・イファ)になついて文字を習い覚えたことで、文字を好み、それが焼かれることを哀しむ。文字を焼くモンゴルに耐えかねて、ツォグ族を抜け、文字を守ろうとするが、少年の浅はかさでそのすべがない。すると、玉花とともにやってきたボルドゥという男が大夏の文字すべてを刻んだ玉の板、玉音同と呼ばれるものを九枚見せてくる。ボルドゥは大夏の文字が失われないように玉花とともにツォグ族のもとへやってきていたのだ。そして少年と老人は玉音同とともに旅に出る。金国に入り、モンゴルに大夏の文字を消させないために。

 これに現代の視点でシュトヘルの生まれ変わり? の須藤という男子高校生、ユルールの生まれ変わりの鈴木という女子高校生が入り混じってあれこれするので説明がむずかしい。でもおもしろい。

 暴力的で血みどろな描写が多いから、むかないひとにはむかないであろう。

 好きな場面は、もう、いろいろありすぎるんだけれども、ハラバルと吉祥山(グルシャン)の問答かなあ。グルシャンは「生涯をかけた仕事は命そのものになる。命をかけるべきものになる」と言い、ハラバルは「命をかけるべきものがあるということばは病だ。この病が跋扈するたびに大勢が死ぬ。この病の者は目のまえの人間を見ない。人間を道具とし恥じることもなく同胞・眷族を顧みない」と返す。グルシャンは「血や一族のみを守るのならば人間は、永遠に縄張りを奪いあうだけの獣ではないか」とつぶやく。どこまでも平行線のふたり。

 ユルールの台詞で好きなのは、「あなたが殺したくないひとを殺したとき、そのひともあなたを殺したくなかった。それがわかるだけだ」という……ある意味残酷な台詞。

 

 ダンジョン飯はこの作者のひとの短編集から好きだったので、連載が決まってたいへんうれしかった記憶。あとこのひとはほんとうにドラゴンとか龍が好きなんだなあと思った。好きなところは、淡々としているというか、土台がしっかりしているというか、そういう感じがめちゃめちゃ好き。共通語とかそれぞれに言葉があるらしいことをにおわせる感じとか、すごく広い世界がある感じがわくわくする。ファリンのこと、はじめのうち男だと思ってたなあ。世界観がすごく好き。元ネタ? のTRPG? とか知っていればたぶんもっと楽しめるのであろう。

 

 累とかチェーザレとかもおもしろいよね。

 

 あとは本というより漫画枠だよなあと思っているライトノベル。は、人類は衰退しました。とか輪るピングドラムとか好き。輪るピングドラムはアニメ原作だけど小説のが好きというかアニメのほうはあんまみていない。愛を得られなかった子どもたちが生きていく物語。やさしいといえばやさしい、残酷と言えば残酷。

 

 メモだけど、きょうはレバー(血抜きしない、一口大カットもしない、そのまま)をゆでて、チンした冷凍ご飯をぶち込み、カット済み冷凍ほうれん草と粉末生姜をぶち込んだ、しょうゆ味の雑炊を作って食べた。栄養素があれば見てくれはええやろみたいなスゴイ飯だ。レバー嫌いってひと多いけど、普通に食べれる。何なら塩ゆでしただけでも食べれる。基本血抜きせずに食べる。レバーに鉄分多いのは血液をふくんでいるからで、血抜きなどしたら無意味なのだぞ。

 そこそこおいしかった。

 

 あしたもちゃんと、ごはんを食べよう。