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うつでなまぽ

うつでなまぽな生活です。

うつでなまぽの前段階「いろいろあった」

 いろいろありすぎて忘れた。とにかく命じられたことをやり結果を待つだけだった。

 時系列が前後するかもしれないがとりあえず、いろいろあったうちの覚えていることを書いておこう。

 

・家庭訪問

 家庭訪問があった。申請に行ったときに対応してくれた職員が地区の担当らしく、家庭訪問にもそのひとが来るとのことだった。ちなみに男性であった。名前をだすわけにはいかないので、めがねさんとお呼びすることにしよう。こちらもめがねかけてるけど。やさしげで背の低い男性であった。いいことだ。威圧感のない男性は接しやすい。

 さて部屋にひとが来るということで、やるべきことは掃除だ。部屋は散らかっていた。ごみ捨てはこまめにやるほうなのでごみ屋敷とまではいかないが、洗濯して干して取り込んでたたんでいない衣服が散らばっている。あかん。これはあかん。というわけでなんとかがんばって掃除した。

 風呂場とトイレ(ユニットバスだから一部屋)をそこそこにみがきあげ、クローゼットも整理整頓した。ものがないので片づけるのも楽だ。よかった。

 

 そしてめがねさんがやってきた。めがねさんのために、この部屋に唯一あった平べったいクッションを座布団としてすすめようと、おいておいたのだけれども、うまくすすめられず、めがねさんは床にじかに座っていた。たいへん申し訳なく、ことあるごとにタイミングをつかんですすめようとしたが、うまくいかなかった。

 家庭訪問でやったことは、簡単な質問とか、こちらが書類を記入しているあいだにめがねさんが部屋の間取りをメモしたりという感じのことだった。浴室のドアやクローゼットなどは開けることなく済まされた。あとで調べてみたところ、開いていないところをあけて詳細に調べるには捜査令状みたいなのが要るそうだ。

 

 あと、親兄弟に送るという「このひとが生活保護を申請しましたけど、扶養できませんか」という書類を、これを送りますよという感じで見せてもらった。

 実は、両親や兄弟には、諸事情あって現住所を伏せている。まあばれたらばれたとき…と思いはするものの、できるだけばれたくない。めがねさんに「ここの住所を伏せてもらうことってできますか…」とおそるおそるたずねたところ、「あ、書いてませんよ!」という返事であった。書いてへんのかい!

 あらためてみせてもらうと、たしかに書いてなかった。役所の名前は出ているので、この区域内というのはわかるだろうけど…とめがねさん。まあそのくらいなら許容範囲だったので、よかったと思いました。

 完全に伏せたいひとは申請の時点で相談しておいたほうがいいんじゃないかな。いちおう、申請のときにも「この(親兄弟の)連絡先に送って大丈夫ですか?」という確認はあった。のだけれども、そのときは、相手をわずらわせたくない…という思いから元気に「ハイ!」と応えてしまっていたのだ。気になることはなるべく言っておいたほうがいい、あとからどうしようどうしようとざわざわしてしまったりするから。

 

 ちょっとした書類に記入みたいなことがあった。わら半紙で、めちゃめちゃなつかしい感触。事前にもらったんだかそのときもらったんだかあいまいだったけれども、小学校入学の年月みたいな、思いだせるかよみたいなのまであって、でも、いっしょうけんめい思いだそうとしていたら、そこは書かなくて大丈夫というようなことを言われた。たぶん名前さえ覚えていればいいのでは。

 

 あと、最初の申請の日に持っている通帳の前頁をコピーしてもらったんだけど、その内容についていろいろ質問が。企業年金脱退一時金とか、確定申告後の還付金とか、すっかり存在を忘れていたぶんについてとか、めっちゃATMロトくじやってんねとかそういう。いつの間にこんなにロトくじを引いて一攫千金を狙っていたのだろう…地味にときどき当選しているのもまた恥ずかしい…

 

 結局10分くらいで家庭訪問は終了し、めがねさんは帰って行かれた。

 

・病院

 病院へ受診した。内科と精神科。

 内科は血を抜いたり尿を取ったり身長と体重をはかったりレントゲンを撮ったり心電図を取ったり。とくになんというところもなかった。言えることは、そう、採血の看護師さん、採血うまいなということ。尿があまり出そうになくて不安になりつつコップに排尿したけど、意外に出たなということ。

 

 精神科では、診断のために幼少期からなんからこれまでから現状などいろいろ訊かれるのだけれども、当然ながら「どうして?」の連続で、この質問に恐怖を感じてしまう面倒な性分なもので、ひたすら精神科医(男性)の太もものあたりを凝視しながら、泣いたり泣いたりあと鼻水を垂らしたりしていた。箱ティッシュを差し出され、タオルを持ってくるべきだった…と思いながらありがたくつかわせていただいた。

 結論として、「これまでの話で、あなたはだれかに相談するということをせず、ひとりで抱え込んでいる。相談しなければだめだ。相談しなさい。あと、どこでもいいから精神科、心療科などに受診をするように。生活保護が決まったらだけどね、まあそういう感じで書くことになると思うし、いまはっきり病名がなにとは言えないけど、受診をするように。相談しなさい。」という感じだった。

 もはや「箸が転げても泣ける」状態に陥っていたので、はい、はい、と返事をして、なんとか涙をおさめ、病院を出て、泣きながら家に帰ってまた泣いた。

 

・電話

 めがねさんから病院の診断結果が出ましたということで、いちど書類やなんかのために役所へおいでということだったので、行った。

 診断結果は受診加療を要するとかいうことなので、生活保護が決まった場合には、まず治療をすることを念頭に置くとのことであった。診断書の紙ははっきり見せてもらえたわけではないが(見せてと言わなかったので、見せてほしいと言えば見せてもらえるのかも)、うつ病とめっちゃ書いてあった。うつ病かよ。

 あと、役所内ハロワで就職指導をしてもらうつもりだったが、それはなしということになり、めがねさんはたまに話をしてはどうか…と言ってくれたが、こちらが判断できずへどもどしていたところ、こりゃ無理やなと思われたのか、その話もなくなった。

 通帳にアルバイトぶんの給料が入ったので、それをまたコピーしてもらった。

 めがねさんに、「生活保護は、受給という方向で上司にあげようと思っていますから」というふうに説明をもらう。つまりめがねさんの上司さんがダメだと判断するのだな…と考える。

 

・電話2

 生活保護が決まりましたよというめがねさんからの電話。当然ながら「やったー!」とか言う気分にはならず、殴られると思ってたら黄金糖をひとつぶもらったような奇妙な気分になり、ぼんやりありがとうございますと言う。めがねさんは必要書類などを説明し、こんどの受給日に役所に来るように、と教えてくれる。

 

 結局なにをどうしたかったのか混乱する。