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うつでなまぽ

うつでなまぽな生活です。

治療「おくすりふえたね」

 リフレックスを服用しはじめて、どうやら最悪の状態は脱したものの、低空飛行をつづける精神状態にどうしたもんかと思ったらしい主治医の先生が、おくすりを増やしてくださったぞ。

 

 あたらしく加わった抗うつ剤くんの名前は「エビリファイ」。アルファベットで表すと”Abilify”となるらしい。たぶんアビリティ(能力)がアガるぜ! 的な命名なのだと思うが、だとしたら読みはアビリファイとかのほうがわかりやすいような。いやどっちもどっちか。

 

 とりあえず、エビリファイOD錠3mgを追加処方、副作用はないよとのことだったけどネットで調べるとあるじゃん。せんせいうそつきじゃん。でもまあ、ほかの抗うつ剤にくらべると副作用の発生頻度、重症度ともに低いようす。重い副作用例に、高血糖とか糖尿病とかあって、ちょっとこわいけど。

 

 先生に追加処方と言われたときには、「よくわからないけど先生が言うことだしな」という百姓精神でぼんやり従っただけだったのだけれども、薬局に行くと、薬剤師さんが、やたらと熱心に同情するような声音で「調子があまりよくならなかったんでしょうかね?」などと訊いてこられた。薬増えましたねくらいの反応かと思っていたので、虚を突かれて「は、はあ」みたいな妙な反応をしてしまった。

 で、薬の説明。

 エビリファイOD錠はもろいので、ふつうの錠剤のように錠剤を押してシートを破ってだすのではなく、シートをはがしてそっとあつかわなければならない。

 (シートがほかの錠剤とちがって、押しだせないようになっている)

 湿気を吸いやすいので、さっさとのみこまなければならない。

 おくちで溶けるけれども、ちゃんと水を飲んで、胃に送り込まなければならない。

 

 今回の処方では、飲むのは朝食後。

 数日飲んでの感想は、まず「甘い」。OD錠、とてもあまい。味に敏くないもので、はっきりとは言い切れないが、薬くささのあまりないあまさ。もろもろとくずれる風味はそう、落雁に似ている。まあ、ふつうの錠剤サイズなので、味わうにはものたりないのだけれども。

 そして、副作用というか、まだ一週間も飲んでいないために血中濃度が定常に達していないと起こる症状というのがあるとかで、それがもろに出た。突発的な不安感、焦燥感、そして不眠。一定期間耐えれば消えるらしい……ので、いちおう受診のときには報告するけれども、まあ中止にはならないだろう。

 しかし、不安感、焦燥感はだいぶなつかしいと感じた。生活保護を受給してとりあえず生活が安定し、先生と話したりプログラムを受講したりして、リフレックスも飲んで、劇的な変化がなかったのでみすごしていたけれども、着実によくなってるんだな……などと考えたりした。

こもごも「今年の目標:羊にならない」

 髪の毛を切った。

 もういっそ、伸ばしてしまえば、みじかいよりも管理がしやすいのではないか、などと考えた結果でもあるし、散髪がめんどうだったこともあるし、寒かったからみじかくしたくなかったというのもあり、人生でもっとも髪の毛が長い時期をしばらくおくっていた。

 長いといっても肩にすらつかない。くせ毛なので、やたらにふくらんでいく。量も多い。じっさいの頭より二倍くらい大きくなっていた気がする。

 毛刈りを要する羊のようにふくらんだ頭。

 洗うのもめんどうなら、乾かすのもめんどう。

 というわけで髪の毛を切った。1000円カット的なところで。

 やはり羊の毛刈りのような様相を呈した。

 一挙にみじかくするので、美容師だか理容師だかの女性に、やたらに念を押された。

 「切りなおしは受け付けられませんよ」みたいなことを。親切だ。

 そして切っているあいだも、「シャンプー台のある店で切ると、こういう寝癖とかもちゃんと整った状態で切られるので、もし今回の散髪で不都合があれば、そういうところへ行ったほうがいい」とアドバイスをくれた。

 確実に行かないだろうなと思った。

 羊の毛刈り的な散髪が終わったあと、足もとにある髪の毛は頭に乗っている髪の毛の三倍量くらいあった。これを1080円(税込)で切らせたのかと思うと、搾取ではないかという気がした。最近よくそういう気がする。

 つぎは羊になるまえに行こうと思った。

精神科受診「ごかいめ」

 よんかいめは個別に記事にしていない。というかもういちいち書いていくようなことがないので、とりあえず、てきとうに書いていくと思う。ナンバリングはここまで。ご愛読ありがとうございました。今後の活躍にご期待ください。

 

 先生にちょっと昔のことを話していて、ものすごく支離滅裂になってしまった。頭のなかにあるときは、それらは完璧に関連を持ったものとして存在したのだけど、ひとを相手にして話をしてみると、まったく関連がない。宇宙からの電波を受信しているかのような内容。先生もやや困惑。引き気味。そりゃそうだわ。

 ひとりでぐるぐる考えていても、煮詰まるだけで意味がないことが証明されてしまった。

 

 プログラムはふつうな感じ。発言……したようなしなかったような。とにかく、初回よりも苦痛ではない。しかし、プログラムを受けてると、変なひとっていっぱいいるなあと思ってしまう。我が身もふくめ。ひたすら自分の話をしたがるひとがいたりして。ずいぶんあけっぴろけで、よくそんなふうにいられるなあと感心してしまう。皮肉ではなく。いまだにひとに話していないことばかり抱えている我が身をふがいなく思うよ。

 

 つぎの受診はお正月をはさむので二週間後。

 

 薬局に薬をもらいに行ったら、在庫がないとかで、「明日取りに来てくれよな!」って感じかと思ったら、ヤマトで送ってくれるんやって。いやはやごていねいにどうも。

 チェーンの薬局店だからこの対応なのかな? 個人薬局とかは在庫管理をどうしているんでしょうね。よく考えると、「どの病院の処方箋でも受け付けますよ!」っていうの、あらゆる処方薬を準備していなければならないわけで、なかなかにたいへんだよな。院内薬局ならその病院で処方する薬だけ用意しておけばいいけれど。

 

 そういえば、昔、薬局で、おばあちゃんが薬剤師のひとに「この薬が在庫切らしてて……」ともうしわけなく言われている場面に出くわしたことがあった。そのときはまあ、風邪をひいてて熱があったので、おばあちゃんがどういう対応を受けたかまでは把握していないのだけれども、おばあちゃんが言った言葉は印象に残っている。

 「大丈夫よ! この薬ならいっぱいあまってるからね!」

 うーん。

 「○○さんいないわねえ」「風邪ひいてるからこれないんですって」病院にて。みたいなのとおなじく、高齢者病院コントにまたひとつあらたなやり取りが加わってしまった。

 

 この記事もだいぶ散漫だな。

 つぎはもっとまとまった記事を書きます。

治療「リフレックスと副作用(かも)」

 リフレックスを飲みはじめて25日ほど経過した。ので、これは副作用かな、と思った症状をいくつか書き留めておく。これまでのところ、重篤なものは出現していない。

 

 めまいがする、眠くなる

 これは、はじめの3日くらいのうちにほぼ消失した。いまは睡眠導入剤による眠気で眠っている。先日、ためしに、眠前の睡眠導入剤をやめ、リフレックスのみを服用してみたけれども、いつものような眠気はこなかった。

 

 悪夢をみる

 これは明治製菓ファルマの添付文書には書いていないのだけれども、2ちゃんねるリフレックス服用者用のスレッドにぽつぽつ書き込みがあった。以前はあまり夢などみるほうではなかったのが、リフレックスを服用するようになってから急に頻繁にみるようになったので、おそらくリフレックスが関与しているのでは? とは思うものの、機序も不明だしサンプルも少なくあいまい。これを副作用というのは不適切かもしれない。

 ただ、悪夢と言っても、ずいぶん荒唐無稽なものが多かった。出てくる人間はだいたい一生涯会いたくないような顔ぶれなので、悪夢は悪夢なのだろうけど、内容が妙なので「うう……はっ! 夢か……」というようなことはなく、「なんやいまの変な夢」という感じ。ほかのひとがどうかは知らないけれども。

 最近みたので覚えているやつは、「象を山頂から谷底に投げ落とすことを生業にしていた人間が、肝臓がんにかかり罪を悔いる」というものだった。意味がわからないと思う。だれにもわからない。

 これはいまだにちょくちょく出てくる。精神状態が不安定だったり、前日の睡眠時間が短かったりするとあらわれてくる傾向がある……ような気がする。気分よくしっかり眠ることが重要、ってそんなのできていたらうつ病にならないですね。

 

 食欲亢進

 これはほとんどあらわれなかった。ただ、妙に甘いものが欲しくなるような感じはあった。でも、もともとが甘いもの好きなので、リフレックスの影響とするのは早計かもしれず。

 

 体重増加

 これは不明。家に体重計がないのだ。ただ、服用まえはほぼまったくと言っていいほど食事がとれず、BMIが16くらいにまで落ち込んでいたのが、食事をとれるようになって、増えはしたと思う。ゆるくなっていたジーンズがふつうのはき心地にもどった。リフレックスの影響かどうかはやはり不明。

 

 便秘

 これは多少出現した。もともと便秘はしたことがないんだけれども、食べるようになってからも便通がしばらくなかった。あまり食べていないせいかとも思ったものの、そこそこ食べるようになってからもなく、はじめての体験になんだか気分が悪くなった。排泄すべきものが腹にたまってるって、なんか気色悪くない?

 こんにゃくゼリーを食べても下痢をするような、すぐおなかをこわす体質なので、先生に「下剤をくれ」という気にもなれず、ヨーグルトとかヤクルトとかブランを試していたら改善した。いまはブランのみ継続して、おやつ代わりにポリポリ食べている。まずいと評判だけれども、うまいと思って食べなければ、そこそこの味だと思う。ただ、形状がまるっきりげっ歯類のエサって感じで、ほかのひとがこれをいったいどうやって食べているのか気になる。ジップロックの袋に入れて、手づかみで食べているけれども、これを器に入れて牛乳をかけて食べようと思ったら、だいぶ食べにくいと思う。改善してくれ。

 

 以上。

 四回目の受診はつつがなく終わり、あとは年内最後の一回をのこすのみとなった。

 プログラムは、二回目は思ったよりもふつうに受けられた。気鬱に思っていたのがばからしかった。

こもごも「いちごジャムと戦略」

 スーパーのジャムコーナーで、各社のいちごジャムを見くらべていた。値段、糖度、原材料。ジャムは甘ったるくてなんぼだと思う。低糖度とか、砂糖を使用していませんとか、しゃらくさい。甘いほうがいいし、砂糖をたくさんつかってほしい。それをパンに塗って食べる。甘くておいしい。おやつに最適。

 

 ジャムは各社ごとに規格がちがい、値段を考えるには100gあたりのだいたいの値段を算出する必要がある。これがけっこうめんどうくさい。150gとか450gならまだいいけれども、ものによっては235gとか、ものすごい半端なg数が出てきたりする。その5gいる? 切り捨てるか切り上げるかできない? って思う。

 

 まあ、てきとうに端数を処理して、100gあたりの値段を比較していると、おじいさんがそばに立った。

 

 邪魔かもしれん。

 

 そう思い、計算比較はとりあえずやめて、売り場を一周するなりして、この場をおじいさんにゆずらなければならない。と考えたとき、なんかおじいさんが話しかけてきた。ジャムを指さしている。だがイヤホンをつけていたのでさっぱり聞こえない。

 

 イヤホンを片方はずし、「はい?」とききかえすと、おじいさんは、

 「こんジャムな、やすならんねえ」(訳:このジャムは安くならないですね)

 という。

 

 さしているのは税抜188円のいちごジャム。容量はたぶん150gくらい。

 

 思ったことは、「いや知らんけど」。主食はごはんか麺類派なので、パンはあまり食べない。よって、ジャムコーナーもあまり見ない。いちごジャムの割引事情など知らない。

 

 おじいさんはさらにつづける。

 

 「週末の大売り出しんときなら、いつもは、100円ぐらいで売っとるけど、最近はならんね」

 

 いや知らんけど。と思いつつ、「最近は、いちごも、高いのかも……」などとよくわからない追従を述べる。

 

 おじいさんは聞いてるのか聞いてないのか、

 「最近な、やすならんねえ」(訳:最近は、安くならないですね)

 と、やや無念そうにいう。

 

 沈黙。

 

 沈黙と言っても、会話が終わったことを意味しない沈黙。この場を去るためには、「それじゃあ……」とひと声かけなければ失礼になるたぐいの沈黙。なんかしゃべらなければならないような感じの、気まずいやつだ。

 

 意を決し、「それじゃあ……」と言いかけたのを制するようにおじいさんが、ふたたび、

 「大売り出しのときな、100円になったとけどねえ」

 さっき聞いた。

 このおじいさんのいちごジャムを買うときの戦略は、週末の大売り出しで188円が100円に値下がりしたときをねらうものだと、もう知っている。

 最近は不景気のためか安くならないことも把握した。

 これ以上、どうすればいいのか。

 

 そう考えていると、おじいさんはふいにこちらに笑いかけ、

 「しょんなかね」(訳:しょうがないですね)

 と言い、ジャムを取ることなく去って行った。

 

 おじいさんといちごジャムと戦略。

 以前は188円(税抜)のいちごジャムが週末の大売り出しで100円になっていたこと。

 最近はならないこと。

 

 どうでもいいのか、そこそこ有用なのかよくわからない情報を手に入れ、結局ジャムは買わずに帰った。

 よく考えたら、家の冷蔵庫に、ピーナツバターのやたらにでかいのがあることを思いだしたから。

こもごも「読書について」

 以前は読書が好きだった。純文学、ミステリ、SF、ファンタジー、ノンフィクションからラノベまでいろいろ読んだ。

 でも、気分の落ち込みが出はじめてから、だんだんと読書量は落ちていった。本に集中できない。文章が理解できない。登場人物の言うことの、意味がまったくわからない。文字の上で目がするする滑って、さきの文章で当然のようにあらわれたなぞの人物の素性をたしかめるために、何ページもさかのぼらなければならない。そんな読書はおもしろくないし、そうやって苦労して読みきっても、出てくる感想は、「へえ、そう」くらいのものだった。

 

 本を読めなくなるということは、ひとつの逃げ場を失ったことを意味する。たとえばいやなことがあったとして、妙な考えに取りつかれたとして、かるく本を何ページか読めば、気分を切りかえることができた。それができなくなるということだ。

 また、ちょっとした待ち時間の時間つぶしのあいだ、本がもたらす別世界ではなく、自分の頭のなかのどろどろにひたってすごさなければならないということだ。

 これにはだいぶ疲れさせられた。

 

 最近もその傾向は変わらないのだけれども、それでも読める本というのが存在することに気づいた。

 子ども向けのやさしい童話だ。

 とくにおおきな起伏もなく、のんびりと牧歌的で、最後にはおさまるべきところにそっとおさまるという、おだやかな話。登場人物はすくなく、だれもむずかしいことは言わない。ちょっと目が滑って読み飛ばしても、「まあいいか」ですませられるような、おとなにとってはさほど意味もない話。こういうのならなんとか読めるな、と気づいた。以前読んだことがあれば、もっといい。内容を思い出しながら、文章を追っていくのは、気持ちが楽だ。

 

 というわけで、いまは、「クマのプーさん」と「ムーミン・シリーズ」を読んでいる。ディズニーの目が覚めるような黄色をしたクマより、どこかとぼけた顔をして、くたびれてふわふわのオールド・プーのほうが好きだな、と思う。

 あと、ムーミン・シリーズでいちばん好きなところは、「ムーミン谷の彗星」で、スノークのおじょうさんが、鏡をつかって大だこからムーミントロールを救いだしたあと、「あんたのことを毎日でも大だこから助けてやりたいわ」と言い、それにムーミントロールが、「そんなのいやだよ、きみはよくばりすぎるよ」などというところ。

 

 まとまらない文章になったが、読める本が見つかってうれしく思った。おわり。

生活保護「職員さんの家庭訪問」

 家庭訪問、二回目。

 うすうすそうじゃないかと不安に思っていたが、扶養照会の結果についてだった。母が、引き取ってともに生活ならできる的な返事をしてきたという。職員のめがねさんが来て、そっと説明してくれた。

 めがねさんには、家庭の事情をうっすら、うそはついていないがすべて話してもいないような感じの説明しかしていないのだけれども、こちらの反応がどう考えてもおかしいので、おそらく「あっ(察し)」みたいな感じにはなっている。

 なので、「どうですか」とたずねてくる態度にも、こちらの反応をうかがうような感じがあった。

 

 母は、過去にあったいろんなことを、過去に終わったことだと思っている。こちらのことを、すでに終わったことにしがみついていると思っている。もう終わったことなのに、いつまでも、自分たちを責めるために、過去のことを言いたてて、もうおとなになっているのに、子どものころのことをぐちぐちとくりかえしているんだと思っている。

 思っているのに、本人にそういうと、そんなことは思っていない、という。

 母には、理想とする母親像があって、それにつらなる、理想とする子ども像がある。理想とする子ども像に合致しない子どもは、理想とする母親に合致しない母親である自分を責めているんだと思っている。

 思っているのに、本人にそういうと、そんなことは思っていない、という。

 母は、いうことと、行動が、ぜんぜん違って、ゆっくりすればいいよと言いながらせっつき、もうちょっとがんばらないとと言いながら足を引っ張る、奇妙なことをする。

 いまの精神状態で、母や、父といっしょに暮らすことになれば、たぶん、死ぬか殺すかの問題に踏み込むだろうなと思う。

 

 でもこんなわがままみたいなことが、ゆるされるんだろうか……と思いつつ、「同居は無理だと思います……」みたいなことを言ったら、めがねさんは、「あなたの意向がいちばん大切だからね」ということで、このままいけることになった。

 ええんかい。

 そのあとべつのことをいくつか話して、めがねさんは、寒いなか帰って行かれた。

 

 めがねさんが帰ってしまったあと、だいぶ泣いた。ひさびさに声を出して泣いてしまった。生活保護を申請するまえに、母とはすこし話し合ったのだけど、なにもつたわってなかったし、やっぱり無駄だったんだなあというか、そういう感じで、だいぶ泣いていた。

 

 これまでいじめを受けたこともないし、他人からひどいことをされた記憶もあまりない。生活保護申請にあたっても門前払いとか、てきとうな対応とかもされず、精神科に受診しても、親身になって治療してくれる先生に出会うことができたし、だいぶ対人運が振り切っている人生をあゆんでいるなあとつねづね思っている。

 でもなぜか、家族とはまったくうまくいかないんだなあ~。